株をはじめて買うと明日は買った株が上がるのではないか?期待して胸が高鳴る人も多いかと思います。買った株のことが頭から離れず夜も寝られない人もいるかもしれません。 しかし、株価は決して思い通りには動きません。期待とは逆に下がることも珍しくないはずです。 では、株で気をつけるべきことは?
期待の逆に動いた場合は損きりを徹底する。 たったこれだけです。
損を覚悟で株を処分することです。現物株式の場合は売却し、空売りの場合は買い戻します。空売りとは、先に売り、後で買い戻す手法のことです。
株をする上でいちばん重要なのが大損をしないことです。大損をしなければ何度でも復活できます。 損きりをするメリットは、 1、大損を避けられる。 2、次のチャンスに挑戦できる。 3、含み損から開放される 含み損から開放されるとは、 100万円で買った株が80万円になった場合、20万円損をしています。損きりすれば20万円損したと思うのは1回だけです。 損きりしなければ、明日もあさっても毎日20万円損したように感じます。
逆指値という注文が出せる証券会社ならある一定の値段になれば強制的に損きりができます。
見せ玉とは、買うつもりが無いのに買い注文を出すことをいいます。見せ玉は他の投資家の判断に誤解が生じるため法律で禁じられています。 最近では、見せ玉を出して不当に利益をだした会社員が逮捕されています。
株価を思い通りに動かして利益を得たいという理由で見せ玉を出す人がいます。見せ玉は違法ですが、残念ながら行う人もいるようです。 見せ玉の特徴は買う気がない注文なので、自分の持ち株を手仕舞いすると突然注文を取消します。 見分け方としては、不自然に大量な注文がある場合は見せ玉の可能性があります。不自然な注文のある銘柄の場合、その銘柄を避けて他の銘柄で取引するほうがいいかもしれません。 <見せ玉の例>
見せ玉は仕手系の銘柄や新興市場の乱高下する銘柄によくあるようです。よく動く銘柄にはその動きを利用して一発当てようとする人が多い分、悪さをする人も多いようです。
同じ株を追加して買うことです。もし買った株が下がった場合追加して買うことで買値平均を下げる効果があります。 取得価格 1株 10万円 ---- 必要資金10万円 ナンピン 4株 5万円 ---- 必要資金20万円 このように株を取得すると平均取得価格は6万円となります。--- 30万円÷5株 ナンピンをした場合は、 売却価格 1株 8万円 +10万円 ----- 40万円−30万円 売却価格 1株 6万円 ± 0万円 ----- 30万円−30万円 売却価格 1株 4万円 −10万円 ----- 20万円−30万円 ナンピンをしない場合は、 売却価格 1株 8万円 −2万円 ----- 8万円−10万円 売却価格 1株 6万円 −4万円 ----- 6万円−10万円 売却価格 1株 4万円 −6万円 ----- 4万円−10万円 ナンピンをした後、もし上昇に転じれば、大きな利益を得られるものの、下落すればさらに大きな損失を受けます。 つまり、ナンピンは変動リスクを高める売買方法なのです。 持ち株が下落した場合、ナンピンをするか、損きりをするかの判断は慎重に検討することが必要です。
誰でもはじめて買う場合わからないことだらけで不安です。はじめて買うときは自分の得意な業界の株をお勧めします。 仕事に関連する銘柄なら、一般の人よりもかなり詳しいかと思います。 得意分野を分析すればいいものが見つかるかもしれませんよ。
得意分野がなくても、好きな業界を調べることで得意分野になるかもしれません。短期投資なら、業界知識がなくてもできます。(利益を上げるためには別の知識が必要ですが)
株を買うためには、当然誰かに売ってもらう必要があります。出来高が多い場合は自分の資金の限度で買えばいいのですが、銘柄によっては、あまり買いすぎると売りにくくなるものもあります。 例えば、板の状況が、 買いは3万株 売りが10万株あるとします。 長期保有するなら、何の問題もないのですが、デイトレードの場合は自分が買った後その株を売る必要があります。 だから、この場合では、買いの限度は3万株までにする必要があります。
大きく動けば目立つのでそれに便乗してくる人が増え て上昇する。上昇すれば利益を確定するための売りが増える。売りが増えれば大きく下がり、さらに売りが膨らむ。注目する人が多い分値動きが激しいわけです。
仕手株とは、乱高下の激しい銘柄のことで材料の有無に関わらず動きます。仕手株は、暴騰と暴落を繰り返すのでかなり危険です。初心者は手を出さないほうが身のためです。