信用取引をすると資金の数倍の取引をすることができます。２倍から３倍程度の取引をすることができるので少額の資金で多くの利益を狙えます。通常の取引に加えて空売りができることも魅力です。 空売りするときは逆日歩に注意する必要があります。

　　日経新聞によると株をしている人の中で
信用取引をしている人は　１０人中　１人〜２人だそうです。

取引の仕組みにリスクがあるので避けている人のほうが多いようです。

　少額の資金で数倍の取引ができるので利益が数倍になるのですが、損失もそうなります。だから、現物取引で利益が出せないのに信用取引をすることはお勧めできません。取引が上達して利益を出せるようになってから信用取引をすると利益が上がりよいかと思います。空売りをした場合の逆日歩にはリスクがあります。

　　 空売りとは、先に売りを済ませ、後で買う売買手法のこと。信用口座を作ることでできるようになります。

　　空売りをするには信用口座を開く必要があります。証券口座の開設は無料でできるのですが信用口座の場合は数千円程度の費用が かかります。審査もあるので誰でもできるとは限らないようです。

　　証券会社に資料を請求してから書類に記入した後収入印紙を貼り付けて 送り返せば作ることができます。

　　信用口座を作るためには通常数千円費用がかかりますが信用口座のキャンペーン中であれば無料で作れます。期間限定されているのでお早めに。

　　取引経験があり信用取引を理解しているか確認のために少し質問をされます。ある程度の収入があり、信用取引について理解していればまず審査も大丈夫だと思います。

　信用買いの場合にかかる費用は、主に取引手数料と日歩（年利2％程度）です。長期的に保有する場合、それに加えて管理費（1株あたり0.1円）や名義書換え料（1単元あたり50円）がかかります。



空売りの場合、主に取引手数料と逆日歩と貸株料(年利1.15％) です。長期的に保有する場合、それに加えて管理費（1株あたり0.1円）や配当金調整額がかかります。



管理費は1ヶ月を超えて保有する場合に支払う必要があり、1ヶ月以内に決済した場合はかかりません。

名義書換え料は決算期末時点で保有している場合に、支払う必要があります。

配当金調整額とは決算期末時点で売りポジションをもっていた場合、その時点で株を保有している人に支払われる配当金を支払うというものです。

逆日歩は株が不足しているときにのみにかかるため、かからないこともあります。

信用で買った株価の下落などにより、 追加で差し入れなければならない保証金のことです。 もし、保証金維持率が最低保証金維持率を下回った場合、委託保証金率に回復するまで 差し入れなければなりません。



保証金維持率の計算方法
保証金維持率（％）＝（ 保証金−建玉の評価損 ）÷建玉金額×100

最低保証金維持率とは、この率を下回ると追証を差し入れなければならない 数字のことで証券会社ごとに定められています。


委託保証金率とは、この率を上回るまで追証を差し入れなければならない数字で 証券会社ごとに定められています。

例えば、保証金維持率が20％、最低保証金維持率が25％、委託保証金率が33％の場合、13%にあたる資金を 差し入れなければなりません。建て玉総額が1000万円なら130万円です。

逆日歩とは、売り方が負担する株式の借り賃のこと。 空売りをする人や持ち株を売却する人の増加により、株の不足が生じると逆日歩が上昇します。 売り方が少なければ逆日歩は発生しません。品貸し料（しながしりょう）とも言います。

逆日歩は、売り方の増加により株が不足した場合に発生します。通常は1株何銭程度ですが、逆日歩が上昇すると1日で1株10円以上 の負担させられることもあります。

逆日歩は相場がない日でも負担しなければならないので、10,000株の空売りをして、 逆日歩が15円、3日間経った場合、45万円を負担する必要があります。休日前は空売りした銘柄に逆日歩がつかないか確認することが大切です。

やはり、追証に気をつけることです。自己資金の何倍もの取引をすること が信用取引きの醍醐味ですが、大きく取引すると一度の失敗が大怪我になります。枠いっぱいを使うので はなく少し余裕を持って取引することが大切です。