金庫株とは、市場に出回っている自己株式を取得し保管すること。自己株式を取得することで市場に流通している株券が減り、実質的な１株あたりの株式価値を向上させる効果があります。

２００１年商法改正前は自己株式の取得を制限していましたが、改正により実質的に金庫株は解禁されました。以前は会社同士で株式を持ち合っていましたが、他の会社の都合により株が売られると株価の下落の原因となるため問題視されていました。

金庫株には、株式を買い戻すことで、株価の下落を抑えたり、資金効率が高める効果があります。株価の上昇要因になるため、株価対策のひとつになります。

山一 證券とは１９９７年に破綻した大手証券会社。山一 證券破綻のときの会見で野沢社長が「社員は悪くなんです」と発言し世間の注目を集めました。山一證券の破綻後、野沢社長は日産センチュリー証券の代表取締役社長に収まってます。

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マーケット メイク銘柄とは、証券会社によって決められた価格によって取引できる銘柄のこと。通常の株取引は投資家同士の売り買いの条件が一致したときに取引が成立しますが、マーケットメイク銘柄の場合は、証券会社の提示した価格で取引する必要があります。

マーケットメイク銘柄の注意点として、値幅制限がないので極端な値動きをすることがある、証券会社の都合で株価をどうにでも操れる、本来なら成立するはずの指値注文が成立せず、スムーズに取引が行われないことがある、指値注文であっても不利な条件で取引が成立することがある、などの問題があります。

マーケットメイク銘柄はジャスダック市場の特有のものになります。表向きは取引量の少ない銘柄をスムーズに取引するためにある制度のようですが、出来高が多い銘柄でもマーケットメイク銘柄に指定されていることがあり疑問の多い制度です。